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お茶

[2007年1月12日]

ID:77

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お茶

わたらいの豊かな自然が育む「伊勢茶」は、まちの特産品。ここでは、伊勢茶の美味しさの秘密や、美味しい飲み方を紹介します

美味しさの秘密

清流・宮川が美味しいお茶を作ります。

清流・宮川で栽培される伊勢茶のおいしさは、なんと言っても「川霧」が秘密のもと。冬から春先にかけての川霧に包まれる茶園の風景は有名です。毎日立ちのぼるきれいな水蒸気(川霧)は、新しく生まれようとしているお茶の新芽を母親のように優しく包み込み、深く、瑞々しいおいしさを育むのです。

○優れた栽培技術

病害虫の防除に気を配りながら、とにかく土づくりを大切にしています。堆肥や油粕、カヤ草を敷き、生物や環境に優しい土づくりを目指しています。

○日本一の製茶技術

昭和41年、全国茶品評会で日本一の折り紙が付けられ、以後、毎年全国・関西の品評会で上位に入賞。伝統に裏付けられた、優れた製茶技術でおいしいお茶を作り続けています。

お茶について

お茶の種類と特徴
種類特徴
緑茶<不発酵茶>蒸し煮制煎茶蒸熱によって茶葉の酸化酵素の活性を止めた後、数種の工程によって加熱しながら揉み、後半で細長い形状を作り、乾燥させたもの。煎茶の香味は水色金色透明。爽やかで新鮮な香りがあり、滋味はうま味と渋味とが調和して喉ごしが良い。緑茶の代表。
玉露茶ヨシズ、ワラ、コモなどで茶園に棚を作り、新芽が2から3葉出てきたところに覆いをかけて日照を制限する。渋味が少なく、うま味に富む香味が葉の中に作られる。うま味はテアニンというアミノ酸の一種。光が当たると渋味を感じるカテキンに変わる。通常、煎茶に比べるとビタミンCは少ない。
かぶせ茶日覆いにカンレイシャ(化学繊維)を使用し、日覆い程度も玉露より少なめとする。品質は煎茶と玉露の中間程度になる。
抹茶原料を石展茶という。栽培は玉露と同じ。揉む工程がなく、蒸して乾燥させ、茶臼でひいて抹茶としてたてて飲まれる。乾燥と精製に技術が必要とされる。
玉緑茶煎茶製法のうち精揉工程がなく、形状をまっすぐに整えないもの。品質は普通煎茶とあまり変わらない。以前はロシア、モロッコ、アフガニスタン等に輸出されていた。
番茶今日の番茶は若芽を摘んだ後で成長する葉や茎を使用するものと、秋の新葉がやや硬化したものを使用するものがある。番茶は葉が硬化しているために、含有成分が少ないが、一方、渋味が少なく、カフェインも少ないのでさっぱりとした味になり、また値段も安く好まれる。
釜炒り茶釜の中で茶葉を乾燥、攪拌、下揉みを繰り返し、茶葉の水分がなくなるまで続ける。特有の香ばしい匂いを発する。佐賀県嬉野地方と熊本・宮崎の山岳地方に伝わる。
ウーロン茶<半発酵茶>茶葉を70%程度発酵させたものを釜で炒り、揉み乾燥させたもの。
紅茶<発酵茶>茶葉が少し萎れたところで揉み、鮮褐紅色まで発酵させ、ただちに乾燥させたもの。

お茶の美味しい飲み方

お茶には種類に合わせて、さまざまな飲み方があります。スタンダードな飲み方からちょっと変わった飲み方まで、お教えします。

○本格こだわり派の方に(上級煎茶3人分)

1 3個の茶碗に沸騰した湯を6から7分目入れます。(180ミリリットルが目安)

2 急須に上級煎茶6g(大さじ軽く2杯程度)の茶葉を入れます。

3 茶碗に入れた湯が冷めて70度くらい(湯気が揺れながら高く上がる状態)になったところで急須に移します。

4 約2分間、茶の葉が沈みかかる頃まで待ちます。(早過ぎると葉が開かず、水っぽい味になります)

5 3人分の茶碗に、色と量が均一になるように何往復もして注ぎ、最後の一滴まで注ぎきります。

○シンプル派の方に(並級煎茶3人分)

1 茶葉の量10g(大さじに軽く2杯半程度)を急須に入れます。

2 90度くらいの少し高めのお湯を注ぎます。

3 約1分待ち、茶碗に注ぎます。

○番茶好きの方に(番茶5人分)

1 茶葉の量15g(大さじにしっかり3杯)を急須に入れます。

2 熱湯を注ぎます。(650ミリリットル)

3 直接急須に入れて約30秒待ち、茶碗に注ぎます。(茶碗は大きな物で熱さを感じさせない陶器類を選ぶのがコツ)

○こんな味わい方も

・水出し煎茶

フードプロセッサーなどで煎茶を細かく砕き、適量の水でじっくりと出すと、冷たくておいしい水出し煎茶のできあがりです。

・一種類でもちがった味わい

少し多めの煎茶を急須に入れ、一煎目はぬるめのお湯でゆっくりと。二煎目からは熱湯ですばやく出すとそれぞれ風味や滋味、渋味が変化しちがった味わいが楽しめます。

毎日の健康には一杯のお茶

お茶に入っている成分が健康に最適!病気予防から美容にと効果があります。 

○胃がん抑制に

お茶どころは胃ガンの死亡率が低いと言われています。(茶タンニンや、茶サポニンの研究が進められています)

○動脈硬化、コレステロール、中性脂肪に

カフェイン、テオフィリンが血管を拡張させ、心筋の働きが良くなります。また、腎臓から尿の排泄が促され、ビタミンCがコレステロールと中性脂肪を低下させます。高脂血症の予防効果もあります。

○糖尿病に

ポリサッカロイドの一部が血糖値を下げる働きをします。

○便秘と胃腸に

ストレス性の便秘には、タンニンが抗ヒスタミン作用を発揮し、胃腸の炎症を抑制します。

○むし歯、口臭、歯槽膿漏の予防に

フッ素、タンニン、サポニンが細菌の繁殖を抑え、洗浄作用が働きます。

○つわり、冷え性に

ビタミンC、タンニン、カフェインが不快感をなくします。また生姜をたっぷりと入れた熱いお茶をたっぷりと飲むと血行が良くなり、冷え性の緩和に効果があります。冷え性は腰痛、肩凝り、頭痛など自律神経失調症にもつながるので、早めの予防を。

○色白美人に

ビタミンCはメラニンの過剰な生成を抑制し、色白美人を育てます。

○二日酔いに

酒を飲むと、胃から肝臓へと進み、一部は分解されますが、一部は分解されずに血管に入り、全身に回ります。酒の量が多くなると肝臓での分解が不完全になり、アセトアルデヒドが蓄積され、これが二日酔いの原因となります。お茶のカフェインは「酔い」の状態にある大脳に、神経伝達物質を作り出させることで機能を興奮させ気分をすっきりさせてくれます。また、肝臓の有害物質分解能力を高め、エネルギーを回復させる働きを持っています。血中のブドウ糖のレベルを高め、これにビタミンCが加えられると、カフェインの力は一層強くなります。酔いざましや二日酔いには、上級のお茶をゆっくり、たっぷり飲むのが効果的なのです。

○知能を高め、判断力や記憶力もアップ

カフェインは大脳などの中枢神経に興奮的に作用し、知的作業能力を向上させ、運動能力を高め、精神安定作用を発揮します。

○心臓はお茶のタンニンを好む

人は苦味を嫌うものですが、心臓は苦味を特に好み苦味が不足すると心臓が弱くなります。お茶はタンニンによる適度の苦味があり、いつも飲んでいると心臓が丈夫になります。タンニンの解毒作用は、お茶としての煎出液中に存在している時に一層効果が強くなるという不思議な作用を示します。その他タンニンは、環境中の重金属を捕捉し、沈殿物を作り放射能を持つストロンチユウム90の骨組織への吸収を抑制することが報告されています。

○健康に欠かせないミネラル

お茶は低カロリーのアルカリ飲料。ミネラルは体の機能を円滑に維持させ又、血液のアルカリ性を保つのに必要な微量要素です。お茶にはカリウム、リン酸、カルシュウム、マンガン鉄、硅素、フッソなどのミネラルが含まれています。ミネラルは湯によく溶け、炭水化物、タンパク、脂肪が消化、分解されてできる乳酸、硫酸、リン酸などを血液中で中性化します。このようにお茶は低カロリーのアルカリ性飲料です。

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