まちぐるみで取り組むごみの減量化・再資源化について
[2025年10月17日]
ID:3106
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これまで町では、ストックヤードやリサイクルステーションの設置、ごみ分別促進アプリやごみ収集日程カレンダーを通じて、家庭からごみを出しやすい環境作りや、ごみの削減、分別の啓発に取り組んできましたが、ごみの総量や再資源化率は、横ばい傾向が続いていました。
そこで町は、限りある資源を有効活用し、豊かなまちを次世代に繋ぐため、6つのプランを掲げ、より一層ごみの減量化・再資源化推進に取り組むことを宣言しました。

ごみの減量化・再資源書化推進宣言
| 年度 | 再資源化率 | 実績値 | 公表予定等 |
|---|---|---|---|
| 令和5年度 | 22% | 20.6% | |
| 令和6年度 | 24% | 26.0% | 速報値 |
| 令和7年度 | 26% | 令和 8 年11月 | |
| 令和8年度 | 28% | 令和 9 年11月 | |
| 令和9年度 | 30% | 令和10年11月 |
ごみの減量化・再資源化推進プラン
ごみの減量化・再資源化推進の宣言について、一人でも多くの皆さんに知ってもらえるよう、シンボリックデザインを作成しました。ローマ字で「Watarai-cho SHI GEN “TAISETSU NI”(度会町 資源 大切に)」と表記し、まず興味を持ってもらい、次いで行政に持たれる「カタい」というイメージを払拭し、受け入れてもらいやすいデザインとなっています。
このデザインを活用して、再生素材でできたエコバックなど啓発物品を作成し、各種イベントや研修等で配布しています。



周知の最前線とも言えるSNSサポーター。再生プラスチックで作製したシンボリックデザインパネルを掲げてもらい、町の公式インスタグラムへ登場してもらう通称SNSサポーターは「敷居は低く、レスポンスを高く」をモットーに、老若男女問わず募集しています。
イベントや行事といったさまざまな場面で声がけをさせていただく場合があります。ぜひ、サポーターとなって、まちの取り組みを応援してください。



小学校4年生から始まる環境学習の準備として、3年生を「資源ごみ分別マイスター」に認定しています。養成講座は計4限(180分)となっており、児童らは伊勢広域環境組合の職員による講話に興味津々です。また分別やリサイクルが身近に感じてもらえるよう、分別体験や○×クイズなど楽しい時間も組み込まれています。
受講後に町長から一人一人に手渡される認定証は、再生プラスチック製で、大人が持つ運転免許証と同サイズのものを用意しています。認定後はミッションをクリアすることでマイスターランクがアップするといったゲーム性を持たせており、ランクアップ時には校長先生からキラキラシールを貼ってもらえるというご褒美付きとなっています。



マイスター養成後の環境学習において、より深い理解を促すため、4年生では分別した資源ごみのその後「リサイクル」を学びます。
令和6年度は「プラスチックごみ削減・CO2リサイクル事業連携協定」を締結した住友電気工業株式会社と連携し、住友電気工業の新技術であるCO2と金属から生成する未来素材「metacol(メタコル)」を使い、学用品を作ることを計画しました。でんぷんのりなどを製造販売する不易糊工業株式会社の協力も得て、小学校の教室で回収したCO2と、児童らが夏休みに集めたペットボトルキャップを素材とした度会町限定「メタコル混合フエキ糊容器」が作られました。完成した容器を受け取り歓喜の声を上げた児童らは、この活動を通じて、リサイクルに直接触れるとともに、CO2が資源となるカーボンリサイクルの仕組みを学びました。
Dr馬場(住友電気工業株式会社)

度会町限定「メタコル混合フエキ糊容器」
令和7年度は伊勢広域リサイクルプラザの協力を得て、ペットボトルで万華鏡を作りました。物を大切に使い、すぐ捨ててしまうのではなく、自分なりに直したり、何かに再利用したりするという行動について学びました。

中学校では生徒会主催による「海ごみ削減を意識した宮川清掃」が実施されます。誰もがお世話になったことのある宮川。そんな宮川が伊勢湾にごみを運んでしまうことのないよう、一人一人が汗をかき、しっかりごみを拾ってくれます。
小学校、中学校で実施される環境学習については、児童保護者また生徒へのアンケート実施により、分別意識や海ごみ問題が町内でどのように拡散しているか、町民のライフスタイルの変革にどう好影響を与えたかなどを検証しています。
児童保護者のアンケートからは「子どもと一緒にプラマークを探している」「ペットボトルの分別は子どもが担当」など、家庭内で保護者が児童と一緒に分別を楽しんでいる様子が伺えます。
中学校生徒からは「元は内陸部から出たごみ」「未来の地球を守る」と、海ごみ問題と真剣に向き合い、河川清掃に取り組んだことが報告されました。
これら教育を10年20年と続けることで、多くの町民が「子どもの頃、分別を学んだ」「大人になった今も分別は当たり前」となり、度会町の文化として根付いていくものと考えています。これは、故郷である度会町を離れても同じで、将来どこで暮らすことになっても、心と体に染みついた文化だと言えます。
商工会をはじめとした町内事業所等を「ごみの減量化・再資源化推進宣言の店」へ指定し、来店者や従業員へ周知・啓発に取り組んでもらっています。お馴染みのシンボリックデザインパネルを、入口やカウンターなど目立つところへ掲げてもらい、事業所が町の広告塔となって情報発信することは、行政がするよりずっと身近に感じてもらえています。
指定済みの事業所等はスーパー、JA、森林組合、郵便局などで客層もさまざまです。店内では、声掛けとともにエコバッグなど啓発物品が配布されたり、再プラ製のボールペンが使用されたりする他、資源回収コーナーの設置や、リサイクル製品購入時のポイントアップといった、宣言の店それぞれ独自の取組みも進められています。
| 整理 | 事業所名 |
|---|---|
| 1 | 度会町商工会 |
| 2 | 伊勢農業協同組合度会支店 |
| 3 | 内城田郵便局 |
| 4 | 度会小川郷郵便局 |
| 5 | 一之瀬郵便局 |
| 6 | 度会中川郵便局 |
| 7 | いせしま森林組合 |
| 8 | グッディ度会店 |
| 9 | ウエルシア度会葛原店 |
分別や海ごみ問題が地域の話題となるよう、各種団体と座談会を実施しています。特に分別は、「難しい」「面倒くさい」「義務」といったネガティブな印象が強く、それを「簡単」「楽しい」「できる範囲で」に変えられるよう、またそれが皆さんの元気につながっていくよう、活字の多い資料は使わず、和気あいあいとしゃべれる時間を心掛けています。
夜間、休日、少人数でもお伺いします。ぜひ、座談会にお呼びください。

毎年10月、町内一斉クリーン活動を実施しています。全町民で自然や環境を守る清掃美化活動を実施することで、内陸部から海ごみ削減を目指します。
令和7年度実績
参加者1,172人
| ごみ種別 | スチール缶 | アルミ缶 | ビン | 陶器・くずビン | 可燃ごみ | 不法投棄 (タイヤ等) |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 数量 | 120kg | 60kg | 10kg | 10kg | 300kg | 80kg |



度会町は、まちぐるみでプラスチックの減量化・再資源化に取り組んでいます。
Thank you for your support!!
度会町役場環境水道課環境水道係
電話: 0596-62-2415
ファックス: 0596-62-1138
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